知っておきたい! 停電時の正しい対処法

私たちの暮らしに欠かせない電気が、突然利用できなくなってしまう「停電」。大型の台風が近づいていたり、激しい雷が近くで鳴り出したりすると警戒はするものの、実際に停電が起こってしまうと慌ててしまうものです。特に夜に起こる停電は、暗闇の中で不安が増してしまい、思わぬ二次災害を招いてしまうこともあります。
今回は、万が一の停電時にも落ち着いて行動ができるよう、正しい対処法について一緒に勉強していきましょう。

  1. 本当に停電? まず確認したいこと
  2. 在宅時の停電の正しい対処法
  3. 普段からしておきたい停電への備え
  4. 停電からの復旧時も要注意!

本当に停電? まず確認したいこと

突然電気が使えなくなってしまったら、まずはそれが本当に停電によるものなのかどうかを知る必要があります。「停電かな?」と思った時には、慌てずに以下のポイントを確認してみましょう。

自分の家だけが停電している場合

停電が起きたら、まず隣近所を確認して停電の状況を把握しましょう。その結果、自分の家だけが停電していることが分かった場合には、ブレーカーを確認します。

ブレーカーは大きく分けて、家全体の電気使用量が契約アンペア数を超えた場合に落ちる「アンペアブレーカー」と、漏電を検出した際に落ちる「漏電ブレーカー」、特定のコンセントに負荷がかかり過ぎた場合に落ちる「安全ブレーカー」の3種類に分類されます。アンペアブレーカーと漏電ブレーカーは、どちらも落ちると家全体の電気が使えなくなります。一方、安全ブレーカーの場合は、落ちても停電するのは特定の部屋だけです。

自分の家だけの場合、ブレーカーを確認する(漏電ブレーカー、アンペアブレーカー、安全ブレーカーについても説明する)と説明します。また、漏電ブレーカーが落ちた場合には電化製品のコードが摩耗していたり、電気機器が故障していたりする可能性があります。最悪の場合には火災につながることもあるため、漏電箇所が分からない場合には必ず電力会社へ連絡をしましょう。

近所一帯が停電している場合

自分の家だけでなく近所一帯が停電している場合には、電力会社へ連絡を入れましょう。また、電力会社のホームページで配信されている「停電情報」などを確認して、停電の規模や復旧の目安を知ることもできます。

在宅時の停電の正しい対処法

突然の停電で電気が一切使えなくなると、パニックになってどうしたら良いのか分からなくなってしまう人も少なくありません。停電時に落ち着いて正しい対処をしなければ、思わぬ二次災害を招いてしまうこともあるため、万が一の際にどのような行動をすべきかを普段からきちんと考えておくことが大切です。
実際に在宅時に停電が起きてしまった場合、対処法として大切なポイントは以下の通りです。

電化製品の電気プラグをコンセントから抜く

停電が復旧した後の火災などの事故を防ぐためにも、停電時には電化製品の電気プラグはコンセントから抜いておきましょう。特にアイロンやヒーターなどの電熱器具などには注意が必要です。また、パソコンは停電復旧時にかかる過大な電圧や電流によって故障する場合もあるため必ず電源プラグを抜いておきましょう。

冷蔵庫はなるべく開閉しない

停電の復旧までに時間がかかる場合には、冷蔵庫内の温度の上昇を防ぐためにもドアの開閉は控えましょう。

夏は熱中症、冬は寒さへの対策を

停電になると冷暖房器具も使用できなくなってしまいます。冬場の寒さ対策はもちろんですが、夏場の停電は特に熱中症による命の危険もあるため注意が必要です。窓を開けて風通しを良くしたり、水分補給をこまめに行なったりして熱中症対策を行いましょう。

電力会社への連絡

停電が自分の家だけで起こっていて、ブレーカーなどにも問題がない場合には電力会社へ速やかに連絡を入れましょう。

普段からしておきたい停電への備え

停電によって電気が使えなくなると、私たちの生活には大変な支障が生じます。突然の停電にも慌てず対処するためには、普段から停電に対する準備をしておくことが大切です。では、具体的にどのような備えをしておくと良いのか、家庭でできる停電対策について、そのポイントを見ていきましょう。

懐中電灯を分かりやすい場所においておく

突然の停電時でもすぐに取り出せるよう、懐中電灯は普段から分かりやすい場所においておきます。また、懐中電灯に築港テープを貼っておくと、電気が消えて暗闇となった状態でも探しやすくて便利です。

水や加熱せずに食べられる食品の確保

オール電化の場合には停電時に料理をすることもできません。水や加熱が不要な非常用食品をしっかりと備えておきましょう。

電力会社の連絡先をスマートフォンに登録しておく

停電時にはIP電話なども使えなくなってしまうため、電力会社の連絡先やホームページなどはスマートフォンに登録しておくのがおすすめです。

モバイルバッテリーを用意しておく

停電時の情報収集にはスマートフォンが不可欠です。いつでも充電ができるようにモバイルバッテリーを準備しておきましょう。

太陽光発電設備や蓄電池の導入

停電時でも自立した生活を送るためには、太陽光発電設備や蓄電池などの導入も有効な方法の一つです。

停電からの復旧時も要注意!

台風による家屋の浸水や、地震による家屋や家具の倒壊など、災害の発生により自宅から避難する必要がある場合には、既に停電していたとしても必ずブレーカーを落としておかなくてはいけません。なぜなら、浸水により電気系統が濡れてしまっていると、停電が回復した際に漏電などが原因で火災が起こることがあるからです。

また、時計やタイマー機能がある電化製品、そのほか自動的に作動する設定のある電化製品については、停電でその設定がリセットされている場合もあるため、停電復旧後に再度設定の確認をしておきましょう。

上記の内容を参考にして、停電時には冷静に対処できるようにしておきましょう。また、非常時に電源の確保ができる家庭用蓄電池の導入は、停電対策としても有効です。

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